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kappaseijin on tumblr
quote○今朝の「くにまるジャパン」で、北朝鮮研究の第三世代(と私が勝手に呼んでいる)宮本悟先生に電話をつないでお話を聞いてみました。いろいろ勉強になりました。特に個人的に面白いと思った部分を以下の通りメモしておきます。


●最高指導者の葬式では、葬儀委員長は決められない。94年の金日成のときも決められず、金正日が事実上の委員長を務めた。今回も同様だろう。

●1994年に金日成が死んだときは、外国の弔問団を受け入れている。今回は受け入れないので、葬儀の仕事は前回に比べれば簡単なはず。

●金日成の時代から、北朝鮮内部の政権批判はちゃんとあった。それらを何度も乗り越えてきたのが金王朝。北朝鮮は「アラブの春」にはならない。

●金正日は何度も病気になったが、その間も政府はちゃんと機能していた。だから周囲の人材はそれなりに育っているはず。

●当面は集団指導体制で金正恩を守り立てていくだろう。国家あっての指導者層なので、彼らにとってもプリンス・正恩の存在は大切。

●日本政府の対応は今のところ悪くない。野田内閣は他国に先駆けて哀悼の意を表した。これは今後の対北朝鮮関係の資産になるかもしれない。


○最後の部分は、あまり触れている人がいないけど、重要なポイントだと思います。今頃、オバマ大統領も、弔電を打ったものかどうか悩んでいることでしょう。ちなみに1994年には、クリントン大統領が金日成の死に対して弔電を打っている。韓国の李明博大統領も同様で、こちらは1994年当時には打ってない。もし打つとしたら、どういう文面が適当か。これぞ「外交」というべき瞬間ですね。

○ところで第一世代の北朝鮮ウォッチャーの動向を見てみると、伊豆見元先生は、「新体制の行方未知数」ということで、「北朝鮮は核抑止力を強化しなくてはならないとして核実験を行う可能性もある」とコメントしている。他方で武貞秀士先生は、「内部対立原因ではない」という説で、「金総書記の喪に服する期間は重要だ。華々しい核交渉などは慎む時期が1~2年続かざるをえない」とのこと。

○アラーミスト・伊豆見先生vs.偉大なる領袖・武貞先生という対決ですね。今までも何度かこういうことがありましたが、今回は後者に乗ってみたいですね。一方で「金正日替え玉説」を唱えていた重村先生は、今回は何と言っているのかなあ。
POSTED 12月 21 2011 @ 10:23
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